Apple Music の試用を開始してから一ヶ月が経過しました。
個人的には、この手のサービスの話を聞いたときに、「所有しない」ということに抵抗がありました。しかし、逆に試用を始めてみると、直後に「これは確かに新しい音楽との付き合い方になる」と思ったものでした。
音楽にこだわりがない人にこそマッチする
こういうサービスは、むしろカジュアルな層にこそオススメです。特定のアーティストしか聞かないとか、自分の好きなジャンル以外の音楽に興味ない、という人には勧められないサービスです。それは EC サイトのように、Apple Music がおすすめの音楽を次々に提案してくれるからです。
個人の嗜好が記録されていくのを気にする人はちょっと嫌でしょうけど、好きなテイストの曲や、時にぜんぜん違うものもオススメで上がってくるので聴く楽しさはあります。
邦楽は確かに弱い
邦楽しか聴かない人は、おそらく他のサービスの方がいいでしょう。洋楽が好きな人は大丈夫です。インスト系も若干弱いかもしれません。音楽の価値とは何なのかを考えさせられる
流しっぱなし、というのがこの手のサービスが最も合うリスニング方法だと思います。自分はまだやっていませんが、特にクルマのオーディオと接続して流しっぱなしをやってみたいところです。そのぶん、一曲一曲をじっくり聞くということがああまりなくなったのは良いのか悪いのか。ジャケットの写真だけ選んだり、最初の 30 秒くらいで「合わないな」と思うと次に飛ばします。
レコードや CD の時代では、それそのものがすべて一つの作品でした。
それが今、変わろうとしているのかもしれません。良くも悪くも。